2018ワールドカップの南米予選で最下位に沈むベネズエラと対戦し、ホームで痛恨の引き分けに終わったアルゼンチン代表。
ベネズエラ代表監督のラファエル・ドゥダメルが試合後にインタビューに答えた。
「アルゼンチン代表はタレントぞろいで、とてもクオリティが高い。ただ、彼らはプレーを恐れているようだ。彼らはこうした崖っぷちの状況に慣れていない。われわれはそこにうまく付け入ることができた」
ドゥダメルは昨夜行われた試合を振り返り、強豪アルゼンチン相手に引き分けに持ち込めた要因を分析した。この結果アルゼンチンは予選5位にとどまり、いまのままだと大陸間プレーオフに回ることになる。
「ただ、最終的には、アルゼンチンは予選を通過して2018ワールドカップに出場することになるはずだ」とドゥダメルは続けた。
「予選の残りがたった2試合になった段階で、アルゼンチンがこの順位にいるのは普通ではない。ただ、彼らのタレント、格、実績を考えると、結局は予選を通過すると思う」
「アルゼンチンとの試合をすることで、チームはもっと成長するし、われわれの仕事ももっと改善される。ベネズエラ代表の選手たちは戦術を柔軟に遂行してくれたし、それには満足している」と付け加えた。
しかし、いくらアルゼンチン相手とはいえ、守備的になりすぎた点は気に入っていないようだ。
「このような試合は私が好きなサッカーではない。ただ、ワールドカップ予選を勝ち抜くためには『サッカーを知る』必要がある。耐えるべきときは耐え、チャンスには一気に攻める。相手に応じたサッカーを身につけなくてはならない」
「ピッチ内で戦術を守りながらダイアグラムに動くこと。相手の狙いを理解すること。プレッシャーの中でも勇気をもってプレーすること。そういったことを学ぶ必要があるんだ」と結んだ。