スポーツ界のトップ選手たちが稼ぐ金額はここ15年から20年の間で爆発的に増加しており、彼らの生活スタイルにも大きな変化をもたらしている。
当たり前のことだが、収入の大きな変化はプロスポーツ選手としての面のみにとどまらず、彼らのプライベートにも大きな影響を与えている。特に、離婚をしたときに支払う慰謝料の額がとんでもないことになっているのだ。
現役時代に信じられないプレーを見せてくれたスーパースターたちは、慰謝料でも度肝を抜く額を支払っている。さっそく、偉大なスターたちのぶっとんだ慰謝料の歴史を振り返っていこう。
1.マイケル・ジョーダン
スポーツ界でナンバーワンの高額慰謝料といえば、90年代のNBAのスーパースターでもあり、歴史上もっとも偉大なバスケットボール選手でもあるマイケル・ジョーダン。彼は2006年に当時の妻ファニータさんと離婚。なんと、その時の慰謝料は驚異の168百万ドル。現在の相場だとおよそ180億円になる。ちなみに、ジョーダンとファニータさんとの間には3人の子供がいた。
2.タイガー・ウッズ
ゴルフ界のスーパースターとして登場し、その後に判明した驚愕のセックス中毒というスキャンダルですっかりイメージを悪くしてしまったタイガー・ウッズ。彼が元妻のエリンさんに支払った離婚慰謝料は110百万ドル。およそ117億円だ。
3.アーノルド・シュワルツェネッガー
ボディビルディングの世界大会「ミスター・オリンピア」を7回制覇したアスリートでもあるのが、前カリフォルニア州知事でもあるアーノルド・シュワルツェネッガー。彼は2011年に元家政婦との間にできた隠し子騒動の末に、25年間連れ添った妻マリアに愛想をつかされてしまった。まだ正式に離婚は成立していないのだが、資産の50%を前妻に分与すると言われており、仮にそうなるとシュワルツェネッガーは200百万ユーロ、日本円で260億円ほどの額を慰謝料として支払うことになる。
4.ドウェイン・ウェイド
NBA屈指のスター選手で、つい先日クリーブランド・キャバリアーズから古巣のマイアミ・ヒートへ移籍をしたドウェイン・ウェイド。ヒートにとっては、3度のトロフィーをもたらしたレジェンドの帰還となった。そんな彼だが、前妻と別れた際にはおよそ5億3000万の慰謝料プラス毎年3000万円の生活費を払うことになった。
5.ランス・アームストロング
残念ながら禁止薬物の使用が発覚したことにより、輝かしいキャリアをすべて無にしてしまったのが自転車競技の元王者ランス・アームストロング。2003年に5年間を共にした元妻と離婚したときに14百万ドル、およそ15億円を慰謝料として支払っている。
6.シャキール・オニール
その脅威の身体能力で、ひと時代前のNBAで猛威を振るったシャキール・オニール。キャリアの中で4度のチャンピオンタイトルを獲得した名選手だ。前妻と別れた際には、毎月210万円ほどの生活費を慰謝料として支払うことに合意している。
7.ティエリ・アンリ
2008年にFCバルセロナに移籍した直後、ティエリ・アンリは元モデルの妻との5年間の結婚生活に終止符を打った。その際の慰謝料は現在のレートでおよそ12億円だった。
8.マイク・タイソン
リングの中でも外でも、スポーツ界きってのトラブルメーカーとして名を馳せているのが、元ヘビー級世界チャンピオンのマイク・タイソン。彼は女優のロビンとたった一年の結婚生活で離婚。原因はタイソンの家庭内暴力だと言われている。そして、その際にはおよそ10億円の慰謝料を元妻に支払っている。たった一年で10億円だ。
9.アンドレ・アガシ
2001年からは女子テニスの元世界ランキング1位シュテフィ・グラフと幸せな生活を送っている元男子テニス世界ランキング1位のアンドレ・アガシ。彼はグラフと結婚する前に、1997年から1999年の2年間、女優のブルック・シールズと結婚していた。交際3年、結婚期間は2年ほどで、離婚は秘密裏に行われたが、数億円単位の慰謝料が発生したと言われている。
10.トニー・パーカー
NBAのスター選手トニー・パーカーと人気ドラマ『デスパレートな妻たち』でブレイクした女優エヴァ・ロンゴリアは誰もが知るカップルだった。しかし、2007年に結婚した彼らは、2011年に離婚。その際に、エヴァは、夫がチームメイトのブレント・バリーの妻であるエリン・バリーと不倫をしたと公表。それ以上の詳細が公表されることはなかったが、パーカーはエヴァに相当な額の慰謝料を毎月支払っていると言われている。
11.クリス・ハンフリーズ
クリス・ハンフリーズの場合は、他の人たちと違って慰謝料の額がとびぬけているわけではないが、その特殊な事情によってこのリストに追加した。彼はキム・カーダシアンと結婚したのだが、なんと72日間しか結婚していない。なかなか離婚が成立しなかった二人だが、ついに離婚の合意に達し、その中には今後数年間はこの件について語ってはいけない、という口止めの約束が含まれたという。