ついにブラジル代表FWのフィリペ・コウチーニョのFCバルセロナ入りが発表された。移籍金も200億円を超え、歴代でもネイマールに次ぐ額だという。
今最も注目を集めるサッカー選手となったコウチーニョだが、実は超がつくほどの愛妻家だ。妻アイネと知り合ったのはお互いが14歳の時で、それ以来ずっと彼女一筋。一度も別れずに今に至っている。
ともにリオデジャネイロで幼少期を過ごしたふたり。出会いは同じ地区でサッカーをした後、まさに運命的なひとめ惚れだったという。このとき、すでにコウチーニョはヴァスコ・ダ・ガマのユースチームで将来を嘱望される未来のスターとして知られる存在だったが、後の妻となるアイネはそのことを知らなかったのだという。
コウチーニョとアイネ、お互いの愛と献身
「ブラジルにとんでもない才能が出てきた」と、若きコウチーニョの噂は海を越えてヨーロッパにもわたり、プロデビュー前にもかかわらずヨーロッパ中の有名クラブからオファーが殺到したそうだが、コウチーニョは一度そのすべてを断った。なぜならアイネと別れたくなかったからだ。
しかし、ヴァスコ・ダ・ガマでプレーしていた16歳の時、ついに断り切れないオファーが届き、イタリアの名門、インテルへの移籍が決まった。とはいえ、セリエAの規定上、18歳未満の選手はプレーできないため18歳まではインテルからのレンタルという形でヴァスコ・ダ・ガマでプレーすることになった。
そして、2010年にコウチーニョが正式にインテルに加入することに。その際にアイネは、もうすぐに学校を卒業できるタイミングだったにもかかわらず、卒業を待たずに学校を辞め、コウチーニョとともにミラノに渡った。彼の夢を支えるためだったという。その2年後、二人は結婚し、娘をひとりもうけている。
家族想いで愛妻家のコウチーニョ
リヴァプールからバルセロナへの移籍で、スペインリーグ史上最高の移籍金、歴代でも二番目の移籍金を記録し、その莫大な額ばかり注目されているが、人間としてのコウチーニョはとても明るく、ロマンティックで家族想いの男だ。彼のインスタグラムを見ると、家族とともに満面の笑顔をみせる写真や動画の多さに気づくだろう。それが彼の人間性を示している。
妻アイネとふたりの子供と撮った写真をよくインスタグラムに投稿しているコウチーニョだが、先の12月には妻と過ごした思い出をまとめたビデオを投稿。エド・シーランのヒット曲「Perfect」のメロディにのせて結婚式の写真などをスライドショーで流し、コメントでは妻とめぐり合わせてくれた神への感謝と、妻への愛を述べている。
昨夏からラブコールを受けていたバルセロナについに移籍をしたコウチーニョ。妻アイネと二人の子供を連れてバルセロナで新しい生活を始まることになる。すでにバルセロナ入りをしているようで、本日カンプノウで行われるレバンテ戦をスタンドから観戦し、明日にはメディカルチェックを行い、何も問題がなければ、その日のうちに正式に入団発表される予定だという。