クリスティアーノ・ロナウドは広告に引っ張りだこのサッカー選手の一人だが、実はビジネスだけではなく、自身の広告的価値を利用してチャリティ活動にも力を入れている。そのひとつが献血だ。
ロナウドがサポートする献血推進運動
ロナウドは数年前からアボット社(製薬・ヘルスケア)が推進する『#BeThe1Donor』という運動をサポートしており、 世界中で血液と血漿の寄付(献血)を推進している。
クリスティアーノ・ロナウドはこの活動のスポークスマンとして活動しており、先日、自身のインスタグラムを使って1億1千万人以上にのぼるフォロワーたちに献血(正確には血漿の提供)への参加を呼び掛けた。投稿された写真はロナウドが献血をした直後に撮影されたと思われ、自分の血漿が入ったパックを掲げ、右手で『#BeThe1Donor』の『1』を示すポーズをとっている。そして、この投稿に次のメッセージを添えてフォロワーたちにも協力を求めた。
「今日は献血!この血漿パックひとつで、血液を必要としている人たちをどれほど助けられるか知っていますか。みんな、献血をしている姿をセルフィーで撮影してシェアしよう!友人にも拡散しよう!#IPAW2017 #BETHE1Donor ☝🏼 献血についてもっと知りたい人は www.bethe1donor.com/learn を見て。」
血漿は透明でうっすらと黄色味を帯びている液体で、赤血球や白血球とともに血液中に含まれている物質だ。血液の55%は血漿で構成されている。血漿を輸血することで出血を止めて失血死することを防ぐことができ、血漿の中からタンパク質を抽出して様々な病気に対する治療薬として利用することもできる。
クリスティアーノ・ロナウドが献血をサポートする理由
『#BeThe1Donor』活動を紹介する動画の中で、ロナウドは自身が活動をサポートしている理由について語っている。
ひとつは、昔一緒にプレーをした仲間の息子が健康上の問題を抱えており、その原因が血液にあるということを知ったので、多くの人にそれを伝えたいというもの。もうひとつは、献血をすれば救える命があるというシンプルだがとても大切な事実だという。
ビデオの中で語られた内容によると、ロナウド自身は年に2回献血をしており、この活動に共感する人たちには少なくとも年に1回は献血をしてほしいと呼び掛けている。
ロナウドはこのチャリティ活動の広告塔になることにも協力しており、多くの人に献血を呼び掛けるプロモーションビデオにも登場している。