ズラタン・イブラヒモビッチのアパレル・ブランド「A-Z」が閉鎖をむかえるようだ。ノルウェーのメディア「Dagens Indusri」によると、2000万ユーロ(20億円)を超える損失をだした結果、閉鎖を余儀なくされたという。
世界的なスポーツブランドに挑戦することを目標として2016年に立ち上げられた「A-Z」だが、最後まで高い生産コストがネックとなり、あえなく閉鎖に追い込まれることになった。イブラヒモビッチによるピッチ外での挑戦は失敗に終わってしまったようだ。
ノルウェーで複数のアパレル・ブランドを所有するVarner Groupと共同でこのブランドを立ち上げたイブラヒモビッチだが、先日両者の名義でブランド閉鎖のお知らせがリリースされた。
「Petter Varnerとイブラヒモビッチはブランド『A-Z』を閉鎖することで合意しました。2017年までは順調な成長を続けていましたが、近年のヨーロッパでのスポーツブランドの競争激化の影響を受け、閉鎖をすることになりました」
「2016年はブランドをスタートして最初の年だったので、全体的にイニシャルコストがかかっていましたが、当然われわれは数年間で投資を回収できると考えていました。しかし、事業が好転せず、残念ながら収支が改善する見込みが立たたないまま、損失が膨らんでしまいました」