今月26日に今年最大の大一番「フロイド・メイウェザー対コナー・マクレガー」の試合がラスベガスで行われる。複数階級を制覇した無敗のボクシング王者とノリにのっている総合格闘技界のスターとの対決だ。
インタビューに答えるメイウェザー
「マネー」（メイウェザーのニックネーム）はアイルランド人の対戦相手をどのようにノックアウトするつもりなのか報道陣に語った。「守備的な戦いにはならないはずだ」と述べ、第一ラウンドからチャンスを狙っていくと示唆した。
「オレはマクレガーと向かい合って、リングの上でやるべきことをやるだけだ。パッキャオとの試合で見せたことだ。オレの好きな試合ではなかったけど、みんな満足したはずだ」とマクレガーはESPNのインタビューに答えた。
メイウェザーにとって、マクレガーに勝つ以外の選択肢は存在しないという。「このレベルの試合では『負ける』ということはありえない。試合に負けて何百万ドルもの賞金を手にする奴なんて見たことないだろ？リングには万全の準備をして臨む。負けることなんて考えたこともない。ただ、もちろん世の中に絶対はないけどね」
マクレガーに賛辞を贈るメイウェザー
また、メイウェザーはマクレガーに対して賛辞を贈り、周囲を驚かせた。「たしかにマクレガーにはプロとしてボクシングの試合をした経験はないが、だからといって今度の試合は戦争に行くわけじゃない。あいつはUFCの試合でひとつずつ勝利を重ねてきた男だ。それにあいつは立ち技で勝っている。唯一負けた時は寝技だったしね。立ち技で戦えた時はすべて勝っているんじゃないか」
最後にメイウェザーは試合を盛り上げるために大げさに対立構造を煽っていることに関しても意見を述べた。「リスペクトが欠けている。コントロールできなくなっているわけではないが、オレは好きじゃないね。オレは強いし、頭もいいし、我慢強い。26日には話の続きを聞かせてあげるよ」