レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロによると最もロックなファンがいるのはチリのサンティアゴらしい。ファンからの質問にトム・モレロ自身がツイッターで回答した。チリのメディア『ラ・テルセラ』が報じている。
トム・モレロ本人がツイッターで回答
現在、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、オーディオスレイヴ、プロフェッツ・オブ・レイジの3つのバンドで活動しているトム・モレロ。先日ツイッターでフォロワーと興味深いやりとりを行った。
@kimuyswave というフォロワーから「最もロックなファンがいるところはどこですか?」という質問を受けると、トム・モレロは「ロック?サンティアゴだ。野球ならシカゴ」と迷わずに回答。
Rock? Santiago. Baseball: Chicago. https://t.co/osCmppnO87
— Tom Morello (@tmorello) August 7, 2017
モレロとサンティアゴ
トム・モレロとチリの首都サンティアゴとの関係が始まったのは2010年の10月、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが初めてツアーでこの街を訪れた時だ。
この夜、「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン:ザ・バトル・オブ・サンティアゴ」と名付けられたライブの会場では、観客たちが抱えていた社会的な鬱憤が暴力行為となって爆発した。
スイサイダル・テンデンシーズ やマーズ・ヴォルタのパフォーマンスの後、会場であったビ
暴徒と化した数百の人間がビースティ・ボーイズの「サボタージュ」のリズムに乗ってセキュリティ用の鉄柵を破壊。そして、トム・モレロがギターを手にし、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「テスティファイ」を演奏し始めると彼らの興奮は頂点に達した。
これにより「VIP席は完全に破壊された」と言う。
ザ・バトル・オブ・サンティアゴの暴動の様子
「テスティファイ」の演奏時の様子
トム・モレロは昔のインタビューで「サンティアゴの観客は今まだ見た中で一番ヤバイ。あいつらがクイーンのライブ・エイドのビデオを見たら、あの10倍ぐらい盛り上がると思うよ。サンティアゴの観客は本当に頭がおかしいんだ」と語っている。
数年前にもトム・モレロはツイッターで「今日は『ザ・バトル・オブ・サンティアゴ』の5周年記念日。控えめに言っても、あの日のスタジアムはロック史上最もワイルドだった」と発言している。
その後の発表によると、暴動により22人の警備員が負傷し、14人が逮捕された。