どこかの国から入国禁止処分を受けている有名人を特集した、コロンビアの「Jet-Set」の記事を紹介します。
ジャスティン・ビーバー
人気歌手ジャスティン・ビーバーは中国政府から「問題行動」を理由に入国を禁止されています。ジャスティン・ビーバーは2013年に中国を訪れていますが、その後に行われた「Purpose」ツアーで中国に戻ることはありませんでした。
ジャスティン・ビーバーのファンからの「ジャスティンの入国禁止措置は解除されないのか?」という質問に対して、中国政府は「ジャスティン・ビーバーには、自らの振る舞いやメディアでの言動を改め、一人前の大人の歌手になってもらいたい。」と回答しています。
ブラッド・ピット
1997年に「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に主演したブラッド・ピットですが、その後中国政府から15年間入国禁止とされました。しかし、昨年ブラッド・ピットは中国を訪れているので、入国禁止措置はすでに解除されているようです。
1959年に起こったチベット独立運動を扇動したとして、チベットの指導者ダライ・ラマは中国政府から非難されています。独立運動も結果的に失敗に終わりました。
ビョーク
中国政府はアイスランドの歌姫ビョークの入国も禁止しています。2008年に行われた中国でのライブで、チベットの独立を支持するような発言をしたためと言われています。
ボン・ジョビ
入国禁止ではありませんが、アメリカの人気ロックバンド「ボン・ジョビ」は去年予定されていた上海と北京でのライブを直前になってキャンセルしました。彼らのライブでダライ・ラマの画像を使用していたことで、中国政府から公演を禁止されたのではないかと言われています。
マイリー・サイラス
中国への入国を禁止された有名人の最後はアメリカ人歌手マイリー・サイラス。他の人と異なり、彼女は政治的な理由で入国を禁止されたのではありません。彼女は自身のSNSにふざけて目を吊り上げた写真(アジア人の細い目を真似した)を掲載し、それが中国人に対する侮辱だと判断されたため、入国を禁止されました。
パリス・ヒルトン
パリス・ヒルトンは日本への入国審査の際にドラッグを所持していたとして、入国を禁止されました。なんとかならないか交渉したものの聞き入れられず、たった6時間日本の空港に滞在しただけで、なくなくアメリカに帰国しました。
レディ・ガガ
レディ・ガガは2012年に行われる予定だったインドネシアでの公演をキャンセルせざるをえなくなりました。神を冒涜するような歌詞と挑発的なファッションのせいで、インドネシアの過激派から脅迫を受けたためです。実際に過激派組織「イスラム防衛戦線」のリーダーの一人は、レディ・ガガがインドネシアに入国した場合、彼女は命を危険に晒すことになる、と述べました。
ビヨンセ
ビヨンセは2009年からマレーシアへの入国を禁止されています。マレーシアの指導者たちが彼女のことを「過激すぎる」と判断したためです。典型的なアメリカのポルノ主義を扇動しているとされたようです。