聖闘士星矢(セイントセイヤ)といえば1980年代に週刊少年ジャンプに連載された伝説の漫画。ペガサス流星拳や廬山昇龍覇に心を熱くした人も多いことでしょう。
そんな聖闘士星矢ですが、海外でもアニメが放送されていたようで熱狂的なファンがいるようです。スペイン語の掲示板Taringaに日本人も聞いてびっくりの記事があったので紹介します。
キグナス氷河のモデルは実在したロシア人青年?
必殺技ダイヤモンドダストで有名な主人公の一人、キグナス氷河。蠍座のミロとの死闘は聖闘士星矢の中でも有名なシーン。聖闘士星矢のファンLeoMacielさんによると、キグナス氷河には実在のモデルがいたのではないかとのことです。
LeoMacielさんがグーグル翻訳を駆使して調査した結果によると、1900年に実在したジョナサンという若いロシア人の青年(金髪の青年だったようです)がキグナス氷河のモデルのようです。
ジョナサンの生い立ち
ジョナサンは実の父に会うことなく育ったのですが、ある日、母とともに船に乗って父に会いに行きました。その時、ジョナサンは13歳。彼の父はとても冷たい人で、ジョナサンと会う気はなかったようですなのが、母が強くお願いして会いに行くことを受け入れたそうです。
しかし、不幸にも航海中に攻撃を受けてしまいます(もしくは事故にあったのか、スペイン語がよくわかりませんでした)。乗員は救助用ボートで脱出することになったのですが、残念ながら、そこには母とジョナサン2人が乗るスペースがありません。実際には他の乗客が助け合えば母もボートに乗ることができたのかもしれませんが、恐怖でパニック状態にある人たちにそんな余裕はなく、母を沈没する船に残したままジョナサンだけがボートに乗りました。その結果、船は沈没し、母は溺死してしまいます。
シベリアではなくロシアで起きた事故で、氷河(キャラクターの名前ではなく、実際の氷河のこと)はなかったそうです。この点は、著者の車田正美さんが後で想像を膨らませてキグナス氷河を氷を操るキャラクターにしたのではないかとのこと。
事故後のジョナサン
事故の後、何年も経っても、ジョナサンは一日も欠かさず、母が事故にあった方を見て、祈りを捧げていたそうです。
ジョナサンは20歳になっても友人が一人もおらず、父親と会うこともありませんでした。事故の後でも、父親はジョナサンの面倒をみることはなかったそうです。ジョナサンは恋人や友人を作ることもなく、誰にも心を開かないまま、孤独に、ただひたすら母を想って毎日祈りを捧げていました。
そんなジョナサンですが、21歳になったとき、初めて「友人」と呼べる存在ができます。アーロン・シュリックという名の青年です。LeoMacielさんは、アーロンはアンドロメダ瞬のモデルではないかと推測しています。
アーロンの方から仲良くなろうと近づいたのですが、最初はジョナサンはアーロンを寄せ付けなかったそうです。しかし、徐々にジョナサンが心を開き始めると、二人の距離はだんだん近づいていきました。彼らがただの友人関係だったのか、それ以上の関係だったのかはわからないそうです。
続きが気になるところですが、LeoMacielさんの話はここまででした。
この話が本当なのかはわからないですが、ひょっとすると星矢(セイヤ)や紫龍(シリュウ)にも実在のモデルがいるのかもしれませんね。主題歌を熱唱するフランス人ジェロームさんの動画も話題になりましたが、海外のファンをここまで惹きつける聖闘士星矢の魅力には脱帽です。